思うこと・・

こんにちは。石のセガワ社長の瀬川です。
お盆ですね。
毎日、35度近くの猛暑日が続き、全国的には熱中症等で
お亡くなりになられている方もおります。
皆様も体調崩されないよう気をつけてお過ごし下さい。
さて、過日参議院議員選挙が行われましたが、
与党である民主党の敗北という結果に終わりました。
敗北の原因は、菅首相が唐突に提唱した「消費税率アップ」
であったと報道されています。
なぜ、今消費税率アップなのでしょうか?
現在日本では本格的な少子高齢化社会の到来を控え
社会保障費の増大という問題に直面しています。
安定した財源確保が急務となっているのです。更に
長引く不況の影響で、所得税・法人税等の税収も落ち込み
国の累積債務も年々上昇し財政も破たんしかねない状況だと
言われます。そこで、消費税の増税が狙われているのです。
そもそも「間接税」である消費税は
「直間比率見直し」が叫ばれる中、安定した税収確保を目的として
法人税や所得税など「直接税」の税率を引き下げた上で
公平に国民に広く薄く税負担をしてもらう名目で1988年に
税率3%で導入され、1997年に現在の5%に引き上げられました。
それを更に10%以上に引き上げる議論をしようとしているのです。
しかし、消費税を増税して本当に税収が増えるのでしょうか?
13年前、当時の自民党政権が消費税を5%にアップした時に
回復しつつあった景気はどん底に突き落とされました。
家計所得が減っている今、一気に10%に増税したら・・・。
景気への影響ははかりしれません。私なら今まで以上に
消費を控えると思います。
しかも、今回の民主党案は、「消費税10%」とセットで
「大企業法人税減税」を提案しています。
財界の声に押されてのことです。
これでは、せっかく消費税を増税しても
増税分のほとんどは大企業減税で消えてしまう可能性もあるのです。
これでは、社会保障や財政再建の財源にはなりません。
ギリシャでは、この10年間に法人税を40%から24%に引き下げ
国の税収に大穴を空けました。
これが財政破綻の大きな原因になったと言われています。
菅首相が掲げる「消費税増税、法人税減税」では、
ギリシャの二の舞にもなりかねません。
しかし、このまま何も手を打たないと
本当に「日本沈没」なんてことに・・・。
まずは、徹底的な無駄の排除。これをやらないと
国民からは増税の理解は得られないと思います。
今だに高級官僚は、「天下り」「渡り」を繰り返して
高額な報酬や退職金を受け取っています。
その多くが行政がらみの特殊法人と言われます。
民主党政権がいわゆる「事業仕分け」を進めておりますが
まだまだ改善されていない無駄は多くあるはずです。
まずはそれを徹底して欲しい。
それから、将来に向けて増税の議論をして欲しいと思います。
皆様はどう考えますか?

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